菓子製造業許可取得への道-1

torkuutのこと

昨年8月には製菓衛生師免許を取得したのですが、すぐに「さて、次は工房造りだ~!」ってテンションにはならず、何だかんだで年が明けてしまいました。

計画性のある人なら、いつまでに工房を作って、売り上げ計画を立てて、商品ラインナップはこれで・・と考えるのでしょうけど、急ぐ理由もなく、何となく気分が乗らないなーと先延ばしにしていて。脳内で一人会議を開いては「あーでもない、こーでもない」と考えているけど、実際に動くまでには時間がかかるタイプです。

それでも、年が明けてからは、自分の中でも「さすがに、今年一年何もせずにダラダラしてる時間はないぞ。。そろそろ工房は作らなきゃな」と思っていたので、ようやく家族にも話をして。そこからの展開が、自分もついていけないくらい早くて、これはボーっとしてたら何の記録も残さないうちに出来上がってしまう・・と焦ってブログを書いている次第です。

手作りのお菓子を販売するには、何はなくとも専用のキッチン、製造施設が必須です。家庭の台所で作ったお菓子は、どれだけ美味しくても、どれだけ衛生管理に気を付けていても、販売できません。厳しく思えますが、お客さんの立場からすれば、許可基準に則った施設で作られているのは安心感に繋がるでしょうし、消費者の安全を守るためにも、遵守しなければいけない約束事なのですね。

さて、必要性は理解できても、自宅台所とは別に専用の製造施設を確保するのは、一個人にとっては高いハードルです。私にとっても、唯一にして最大の懸念事項は「どこに工房を作るのか?」でした。
お店を構えてお客様を迎えるわけではなく、自分一人がお菓子を作るスペースを確保できれば良いので、自宅でできるのが一番だよなーという理想はありつつも、どこをどう改装すれば良いのか考えあぐねて結論がなかなか出せず。
自宅以外の候補は、家業の関係で建てたものの使われずに20年以上放置されている小屋。
小屋といっても、水道、ガス、電気は通っている+トイレ付きなので、少し改装すれば使えるし、近隣も住宅街ではないので音や匂いを気にしなくて良さそうだし・・で、私の中では第一候補でした。家族の持ち物なので、家賃は格安で貸してくれるだろうし、車通勤で片道30分なら今までと変わらないし、一番実現可能性が高いかなーと思ってたのですね。

ただ、実際に工房を作るとなると
〇老朽化している箇所の補修費用が必要。それに加えての厨房工事になるので、思ってるよりお金がかかるはず〇通勤が往復一時間ほどかかるのは、今もそうだとはいえ、今後を考えるとしんどくなるのでは?など、デメリットもあります。

そこで、ネットで『自宅工房』と検索すると出てくるタイプの、庭にプレハブ小屋を設置して厨房にする案も考えてみました。それなら、家の中はつつかずに済むので簡単かも・・と調べてみると、自分の家の庭に置けるサイズのプレハブは限られており、ちょっと現実的ではないと判明。縦長の庭にプレハブを置くと奥への出入り経路が完全に塞がれてしまうし、現在サンルームがある場所を壊さないとプレハブが置けないので、サンルームの解体費用+プレハブ費用・・と考えると、この計画も微妙だな・・と却下。今はサンルーム使ってないし・・というならまだしも、洗濯物を干す場所として重宝しているスペースなので、ここがなくなったら洗濯物を二階に持って上がらなきゃいけなくなるやん・・と考えると、どうも気が乗らなかったというのも理由です。あと、一階の作業場は、どうしても近隣の人の目線や音や匂いの問題も気になって。

うーん、小屋もだめ、プレハブもだめとなると・・。もういっそ、安い土地を買って、そこにプレハブ建てた方が簡単なのでは?とおかしな方向に進みそうにもなりましたが、まあ、安い土地、物件というのは、安いなりの理由があるわけで・・この案も撃沈。大々的に人を集客したいわけでもなく、自分の作業スペースが欲しいだけなので、毎月家賃を払ってまで構えるのはリスクが高くて問題外。

堂々巡りのなかで、消去法でいうと、やっぱり家のリフォームが一番現実味があるのかな・・と思い至ります。となると「家の中の、どこを工房にするのが良いか?」を考えなければなりません。

菓子製造業許可取得への道-2に続きます。

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