なんと、2022年になって初のエントリです。
書きかけで放置していましたが、3月も終わろうかという頃にようやくアップしました^^;
オリジナルクッキー缶が完成するまでの経緯↓
torkuutのオリジナルクッキー缶ができるまでー前編ー
torkuutのオリジナルクッキー缶ができるまでー後編ー
2021年末、オリジナル缶の完成前に、まずは手元の無地缶でテスト販売を実施しました。
初めてのオンライン販売を終えての所感
ただ、何もないままだと寂しいので、オリジナル缶と同じ柄のポストカードを作ることに。
プリンタで印刷すれば手っ取り早いけど、せっかくなのでシルクスクリーンで刷りたくて、西広島のシルクスクリーン印刷工房を訪ねました。
パーマンsurimacca+
原画を持参すると即時整版してもらえるので、簡単なレクチャーを受けてからは、一人でひたすら作業に没頭。
インクの色は、無地の白缶に合わせるので華やかさが欲しくて、ラメ入りのコッパー(銅鍋のような色)を選びました。ラメの粒子が大きい=版が通りにくいので、思ったほどキレイに印刷できず、作業中は「普通の色にした方が良かったかな~?」と心配でしたが、時間が経って乾いた状態で見たらキラキラと美しかったので一安心。

持参したポストカード80枚分を刷り終わるまでに約3時間ほどかかりましたが、どうにか完成。
テスト販売の無地缶とセットにしてお客様にお渡しできました。
ポストカードを付けるとはいえ、やっぱり無地缶は寂しく見えるなーと、当初は予定していなかったラッピングも施しました。無地缶テスト販売のみの措置のつもりでしたが、蓋を開けてみると予想外に好反応で。
ラッピングはゴミになるから不要だと考えていたけど、プレゼント用ではなく自家用でも、キレイに包装してあると喜ばれるのだなーと、新しい発見でした。
なので、オリジナル缶はラッピングせず、そのままの状態で販売する予定でしたが、一転してラッピングすることに。
テスト販売時の包装紙は既製品でクリスマスっぽい色柄でしたが、オリジナル缶の包装紙は透け感のあるグラシン紙を選びました。当初は、オーブンペーパーの厚みと透け具合がちょうど良かったのでそれで良いかなと思ったのですが、テープがくっつないので断念。
オーブンペーパーと同じく透けてるグラシン紙にしました。
昔から、グラシン紙のシャリ感や透け感が好きだったので、特に迷わず「これで良いかな」と即決でした。
古本屋さんで見かける昔の本のカバーや、薬の包材などに使われているグラシン紙は
〇大事なものを包む用途に使われる
〇繊細な見た目なのに丈夫な紙
というのも推しポイントでした。
で、注文して届いたグラシン紙で早速包んでみたら・・・・
めちゃくちゃ包みにくい!!いや、これ、作業性悪すぎるな?!果たして使い物になるのか。。?
ちょっと・・いやかなり迷いましたが、見た目は理想に近いし、注文した在庫があるうちは、とりあえずこれでやってみることにしました。
グラシン紙の包装なんて巷ではほぼ見かけませんが、そりゃこれだけ効率悪いと使えないよな。。と。
普通の包装紙の3倍くらい時間かかりますが、自分で決めたのでやるしかありません。
リボンも、色々な素材や色のサンプルを取り寄せて比較検討しつつ、両面サテン素材の細めなリボンに決定。色も、これ!って一色に決めるより、カラフルな方が自分が包む時も楽しいので、気になった色を片っ端から注文しました。
そんなわけで、当初予定になかったグラシン紙包装+りぼん掛けの作業とコストが上乗せされて、自分で自分の首を絞めている感満載ですが。
効率を追い求めるばかりではなく、手間をかけられるところは、惜しまずかければいいかーと思えるのは、個人でやっているからこそ、かなと。
会社、組織であれば、こんな効率悪い作業はしてられないと思います^^;
包装紙の歩留まりは悪いし、時間はかかるし、このオペレーション考えたの誰だよ(怒)ってなるの間違いなし。
でも、自分一人なら、少々時間がかかっても、出来上がりが良ければOK出せるので。
ポストカードも、最初の無地缶用と年賀状用に刷っただけで、それで終わりかなと思っていたのですが、せっかくなので、とバレンタイン缶に色違いのポストカードを家で印刷しました。

ショップカードも整版してもらったので、家で一枚ずつ手刷りして、四分割にカットして。。
シルクスクリーンのキットを買ったので、ポストカードも、ショップカードも自宅で印刷できるのがありがたい。たぶん、そうじゃなきゃ続かないな~と考えて、初回の訪問時にキット一式購入したのですが、間違いじゃなかった気がします。
やってもやらなくても、収益に直接結びつくわけではないし、むしろ、その時間と手間を考えると「何してんのかな~?」と思わなくもないですが、趣味と実益を兼ねている部分もあるので、良いかってことにしておきます。
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