皆様、新年明けましておめでとうございます。
本当は、2023年内にアップしたかった記事ですが
いつものごとくのんびりしていたら、いつの間にか年が明けていました。
2023年は、これまでのお客様との縁を感じる一方で、新たなお客様との出会いがあり
リアルイベントにも挑戦してと、怠け者の自分にしてはわりと頑張った気がします(頑張りの基準が低め)。
2021年12月に始動したtorkuut。
月一回の販売ペースに加えて夏休みもある変則営業ではありますが、12月3日に開業二周年を迎えられたのは、ひとえにお客様のおかげです。
2024年も地道に頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
表題の通り、本エントリは昨年12月のハンドメイドフェス出店についての備忘録です。
自分自身の記録と共に、今後(広島に限らず)リアルイベントへの参加を考えている方の参考になれば嬉しいです。
まず、前置きとして
torkuutとして初めて参加したリアルイベントは、2023年5月のメルカリshopsマルシェでした。
メルカリshopsマルシェ@KOI PLACE
このイベントは屋外開催で出店無料+テント、机、椅子、敷布まで貸してくれるという太っ腹企画でした。JRと市電が走る西広島駅前のスペースに8店舗が参加した小規模なイベントで、お客様は少なかったものの、家族や友人、知人が代わるがわる訪問してくれました。
クッキー作り期間は自宅工房で一人黙々と作業する時間が長いので、外に出て人と触れ合うことで社会性を回復させている感覚もあり、お客様と直にやり取りしてクッキーを買って貰えるのも嬉しくて、とても有意義なイベントでした。
機会があれば、またリアルイベントに参加したいなと思っていたところへ、たまたま目にしたのが今回のハンドメイドフェスの広告。最初に見たのは、同じ主催者さんが手がける岡山のハンドメイドフェス(2024年1月開催)で、よくよく調べると12月には広島で開催されるらしい。
「近場だし、まずは広島会場で参加しよう!」と決めたのが8月でした。
大規模イベントへの出店は、自分には時期尚早ではないかな?と迷う気持ちはありつつ、torkuutの存在を知ってもらうキッカケになれば良いと考えて、申し込みました。
広島市内の産業会館で開催される広島ハンドメイドフェスは規模が大きく、メルカリマルシェとは違って出店料金もかかります。後に色々なイベントを調べて知ったのですが、広島の出店料は全国的に見ても比較的高めでした。そもそもの相場を知らなかったので、こんなものかな~と思っていましたが、首都圏のマルシェと同等程度だったのは意外でした。
広島なのに強気とも思えますが、集客面からすると十分妥当かなと。
今回は土曜日のみの一日出店だったので、余計に割高になった側面もあります。フェス自体は金・土・日の三日間開催で、三日通しの出店が一番割安、その次が二日出店、一番割高なのが一日のみの出店でした。製造能力その他の面を考慮して、まずは一日に注力しようと土曜日を選びましたが、次回は土日の二日間出たいな。
お客様からも、土曜日は仕事で行けなかった、もしくは日曜日に行くという声があったので『来場される方にとっては両日出店の方が都合が良い』という、当たり前にも気付かされました。
搬入のしやすさなどを考えると、金曜日から出店するのが一番楽かもしれません(当日朝ではなく前日木曜日から搬入/設営できるのでかなり余裕がある)。
三日間通しとなると、気力と体力がもつかの勝負にはなりそうですが。
県外からの参加だと、期間の長さに比例して宿泊代などの経費も増えますが、私は自宅から会場まで車で往復一時間半ほどの道のりなので、三日間通うくらいは問題ありません。
三日通して売り切れにならない量の商品を準備するのが、一番の問題ですね・・。
今回も、12月まで時間はたっぷりあるとのんきに過ごしていたら、直前になって睡眠不足の日々へと突入。根っからの計画性のなさが露呈しました。
メルカリマルシェの時はかなり前から準備を進めていたのですが、今回はその時の下地があるから新しく用意する物品もないし、商品のクッキーさえ間に合わせれば良いと思っていて。
実際にそれで問題はないはず…でしたが、なぜか予定が後ろにずれ込んでいき「あれ?このままだとヤバいのでは?」と言ってるうちにイベントの日を迎えました。
会場の産業会館までは、車で一時間もかからず到着。
あらかじめ出店者専用駐車場を予約していたので、駐車場の心配はありませんでした。
搬入は、短時間なら会場すぐの駐車場の使用OKだったのですが、出入りに時間がかかるかもしれないのが心配で、出店者専用駐車場に停めてから台車で什器や商品を運びました。
しかし、朝早い搬入時間は会場の駐車場ガラ空き…で、一旦そちらに車を停めて荷降ろし→専用駐車場へ移動させた方が断然楽でした。
付き添いで参加してくれた母にも「是非ともこっち(会場駐車場)に停めて欲しかったわ~」と言われながら、何とか荷物を運び終えて設営開始。
9時前には会場入りして、持参したテーブルに什器類をセッティングしてクッキーを並べて。10時前には設営完了。点数の多いアクセサリーショップなどだと設営時間もかなりかかるみたいですが、私の場合は一時間もあれば十分でした。
開場までは、お隣のパン屋さんで買ったコロッケパンを食べて腹ごしらえしたり、母とおしゃべりしたり、インスタの更新をしたりと、のんびり過ごしました。
ここで時間に追われるようだと気持ちの余裕がなくなるので、時間が余るくらいでちょうど良かったです。
10時30分の開場時間を10分ほど繰り上げて、いよいよイベントが始まりました。
最初の一時間ほどは、お目当てのワークショップやハンドメイドショップへのお客様が主なのか、来客は少なく静かな状況でした。これなら一人で対応できるからと、付き添いの母は早々に自由の身に。
後から聞くと、ひと通りイベントを満喫してから近くのショッピングモールへ繰り出して、昼から牛タン+生ビールでエンジョイしてました。
でも、搬出入だけでも手伝ってくれて助かったのでヨシとします。
支払い方法について。
メルカリマルシェの出店に伴い、現金だけでなくペイペイも使えるように申請しました。
人の多いイベント会場では、カバンから財布を出してゴソゴソするよりスマホで決済できた方が便利なので、手数料はかかっても導入しておきたいなと考えてのことです。
今回のイベントでも、全体の売上に占めるペイペイ決済の割合は25%超だったので、やはり使い勝手は良いのだろうなといった印象でした。
クレジットカードも使えたらより利便性は上がるのだろうけど、手数料や管理コストの上昇→商品価格に転嫁するオチになっては本末転倒なので、当面は現金とペイペイの二刀流で良さそうです。
終日ゆったりペースかなと思っていましたが、お昼前くらいからお客様も徐々に増えてきました。
何といってもクリスマス前(そしてボーナスが出た後!)、イベント日としてはかなり恵まれた日程だったので、ギフト用、またご自分用として、クッキー缶やミニBOXを選んでくださる方が多かった印象です。
特に『缶より手頃な価格でプチギフトにも使える商品を』と考えたクッキーミニBOXは、複数買いしてくださる方もチラホラいらっしゃり、自分の考えが需要と大きく離れていないと確認できました。ミニBOXは完売、クッキー缶も予想より多く売れたことは、とても嬉しく励みになりました。
逆に、ミニBOXは売り切れが早く機会損失があったのは反省点でした。
食品には賞味期限があるので、どうしても「ロスにしたくない」という気持ちがあって、控えめな数量にしてしまったかなと。ただ、初出店でどの程度の来客があるか未知数だから強気にも出られず…なかなか難しい部分でした。
今回で実績ができたので、数量などは今後の参考にしていけたら良いですね。
10時半から16時半まで、六時間のイベントはあっという間に終わりの時間を迎えました。
14時前にミニBOXが売り切れてからはお客様の流れもゆったりめだったので、最後の二時間ほどはのんびり過ごしました。一人だったので他のブースは見て回れませんでしたが、前日の下見時点で大体は見ていたのでその点は特に問題なし。
イベントが終わる頃には母も戻ってきてくれたので一緒に撤収作業をして、17時前には駐車場から出てるくらいのスピード感でした。
ホッとして気が抜けたのか、テーブルをたたむ時に指を挟んで出血するという、自分らしいオチがつきました。作業時には軍手が必須!ひとつ学習しました。
搬出入の際は、事務局に寄って何かしら手続きがあるわけでもなく、出展者パスがあるわけでもなく、ぬるっと入ってきて、ぬるっと出ていって・・と、全体的に緩い雰囲気の運営でした。
ガチガチにシステマティックに運営するイベントもあるのだろうけど(規模が大きくなればなるほど、その傾向が強いのかも)このフェスに関しては、出店者に優しく(余計な手間がかからず)、信頼されてる気がして良かったです。
受け取り方は人それぞれだと思いますが、少なくとも私には合っていて気楽に参加できました。
初出店ながら大過なくイベントを終えられたのは、主催者様、ブース近隣の事業者様、そして何よりお客様のおかげだと心より感謝しております。
反省点は次に生かせるように、良かった点はブラッシュアップできるように。地道に頑張ろうと決意を新たにした日となりました。
書きたいことをつらつら書くと冗長になってしまいますね。
ここまで挫けず読んでくださった方にはお礼申し上げますm(__)m
さて、上記を踏まえての2024年の目標は
ずばり「リアルイベントへの参加を増やす(特に県外出店)」です。
現在はオンラインショップが主な販売ルートですが、実店舗がない中でお客様との接点を増やすには、自らリアルの場に出ていくのが大事だなと改めて。
コロナ禍では、リアルイベントが軒並み中止/縮小に追い込まれましたが、今はその逆で、リアルの場に人が戻ってきているとも聞くし、肌感覚でもそれは感じました。
季節要因は無視できないので、年がら年中というわけにもいきませんが、今時点でぼんやり考えているのは、5月大阪、11月横浜、12月には名古屋と広島。2月にも出たいイベントがあってキャンセル待ちの申し込みはしましたが、たぶんこれは難しいだろうから、来年も開催されるなら忘れず申し込みしたいところ。
今回のような近場ではなく県をまたいでの出店となると、宿泊交通費などもかかるので、その分しっかり売れる量を作って持って行かなきゃいけません。
でも、旅するクッキー行商人って感じが楽しそうだな…という気持ちが大きいので、無理はしないけどやりたいと思う心に従って進んでいけたら。
オシャレでもなく、ものすごいこだわりがあるわけでもなく、普通の人が普通の材料を使って作る、普通のクッキー。
それがいい、それでいいと思ってもらえる人の元に届けば十分だと思っていましたが、今まではお客様が自らtorkuutに辿り着いてくれていたとしたら、今年はリアルの場に自分から出会いに行こう!という感じです。
最近読んだ本に、手で作ったものには想いが伝わる、残るという趣旨の文章があって
これまでも、もちろんそういう気持ちで作ってきたつもりではありますが、より一層心がけようと我が身を振り返る機会となりました。
追い込まれた気持ちでせかせか作るのではなく、無理なくほのぼのと柔らかい心持ちで、美味しくなってねと丁寧にやさしく生地を扱いたいです。
楽しい一年にするべくコツコツとやっていきますので、お付き合いいただけると嬉しいです。
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